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医療連携&機能分化

医療連携とは

それぞれの医療機関には特色があります。医療連携は各医療機関の得意分野をいかし、互いに協力しながら適切な医療を無駄なく継続的に提供していこうとする考え方です。

なぜ医療連携が必要なのでしょうか。

医療費の問題

国民医療費は一貫して伸び続けており、2013年には40兆円を超えました。医療需要の増加は今後も避けられそうにありません。医療費の財源は公費、保険料、個人負担で賄われますがあまり余裕はありません。そこで国は医療連携と機能分化によって、医療資源を有効に使い無駄なコストを抑えていこうとしています。

疾病構造の変化

現在、死亡原因の第一位はがん、第二位は脳卒中となっていますが、技術の進歩により生存率が高くなってきています。これ自体はたいへん喜ばしいことですが、すべての方が入院前と同じ状態で退院するわけではありません。何らかの障害が残りリハビリテーションが必要となったり、再発の予防が必要であったり、緩和的な医療が必要になる場合など、さまざまなケースが増えてきました。そのためにひとつの医療機関で完結させることはいろいろな面で難しくなってきています。

経営的な問題

技術が進歩した分、診療に用いる機器や薬剤も非常に高額になっています。過剰な設備投資が経営を危うくすることがあります。そういった面からも得意分野を生かし、得意ではない分野はそれを得意とする施設と協力する必要があります。

医療の質が向上する可能性がある

日本は諸外国に比べて、難しい手術などが実施できる施設の数は多くなっていますが、施設当たりの件数は少ないという特徴があります。一見、便利なようですが、先進的な治療においては、特定の施設に患者さんが集まることで、治療効果や安全性が高まるのではないかと考えられます。

機能分化とは

機能分化とは医療機関の役割分担です。しかし実際には必要なサービスや人材が不足していたり、地域によって偏りがあるなど必ずしも十分とはいえません。
そこで国は外来と入院の機能、急性期、回復期、慢性期など病床の機能を分化するなどの政策をすすめています。
もちろん機能分化が達成されても、お互いの医療機関の連携がうまくいかなければ意味がありません。

地域の皆さまへ

病院には軽症の患者さんから、救急車やヘリコプターで運ばれてくる重症の患者さんなど、様々な方がいます。病院での外来診療は一日がかりになってしまうことが多く、その割には実際の診察時間が短いと感じる場合が多いのではないでしょうか。
当院がこの地域での役割を果たしていくためには、入院や手術が必要な場合の治療、今すぐ治療が必要な重症の患者さんを断らず速やかに対応することが求められています。 
年々、診断や治療法は専門化、高度化が進み、全てことをひとつの医療機関で完結させることが難しくなってきており、医療連携と機能分化は重要なキーワードになっています。

地域の医療機関が互いに協力しながら役割を分担し、強みを最大限に生かすことで、医療の効率性と質の向上を図ることがきるのではないかと考えています。そのため当院では、開業医、他の急性期病院、回復期病院、療養型病院、介護施設など、機能の異なる多くの医療機関や施設との連携を重視しています。
地域医療連携について、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。