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公益財団法人
筑波メディカルセンター

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お知らせ

過ごす場所を設える

入院や通院による緊張感を和らげるような環境を目指し、居場所づくりを行う取り組みです。ラウンジ、待合、家族控え室などを改修して空間を設えています。

◇緩和ケア病棟 家族控え室(2018年~2022年)【2022年度 シリーズ選定受賞】

ご家族に休んでいただくための「家族控室」は、狭くて窓がないため、無機質な場所にご家族が閉じ込められてるような場所となっていました。この控え室を、心身ともに緊迫したご家族が落ち着いて休息をとったり、患者さんとご家族がプライベートな空間で一緒に過ごせるような場所にすることで、ご家族のケアや患者さんのケアにつなげたいとの思いから、アートの視点を取り入れたデザイン、使いやすい空間にするため、法人で初めてとなるクラウドファンディングでの改修に挑戦いたしました。
#病院にアートを|患者さんとご家族が笑顔になれる緩和ケア病棟へ
場所:5階 緩和ケア病棟 家族控え室
制作者:adpチーム・パプリカ、特定非営利活動法人チア・アート

【評価のポイント】
医療スタッフを核に多くのセクターが参画して取り組んだ緩和ケア病棟家族控室のリフォームデザイン。クラウドファンディングを実施し、様々な返礼品も手作りで準備。窓がなく殺風景で狭かった小部屋が、心安らぐ部屋に変身した。

空あかりうむ写真

◇空あかりうむ(2016年)

窓がなく圧迫感と暗さが課題であった核医学検査待合室。
間接光を用いた丸い照明器具をデザインし、柔らかくあたたかな雰囲気の待合を目指して改修しました。
緑や青のカラーアクリルがはめ込まれ、空、こもれび、宇宙など外の光が連想できるようになっています。
場所:地下1階核医学検査待合室
制作者:adpチーム・パプリカ

つつまれサロン写真

◇つつまれサロン(2014年)【2015年度 知事選定受賞】

利用頻度が低かった家族控え室を改修し、曲面の壁や木製のベンチによる柔らかい雰囲気のなかで落ちついて過ごせる多目的な空間をつくりました。
調査やワークショップによって新しい居場所を創出したことが評価され、いばらきデザインセレクションのソーシャルデザイン分野で知事選定に選ばれました。
場所:4階旧家族控え室「つつまれサロン」
制作者:adpチーム・パプリカ

【評価のポイント】
多様な人々の参画により、重いスライドドアで仕切られていた空間が、大きな曲面の潤いある多目的空間へと生まれ変わった。入院患者の散髪やコミュニケーションの場として飛躍的に稼働率が高まっている。

こもれびカーテン写真

◇こもれびカーテン(2014年)

白いカーテンで塞がれて壁のようだったラウンジの窓。窓から見える景色も良くありません。そこで、光を透過しつつ外の景色があまり入ってこないように、コモレビのような柄を施し、柔らかい光を取り込むカーテンを制作しました。
カーテンはフロッキー加工が施され、クレヨンで描いたような質感と柔らかい素材感が特徴です。
場所:1階ラウンジ
制作者:adpチーム・パプリカ

多目的ルーム写真

◇多目的ルーム(2009)

言語聴覚などの訓練に利用する多目的ルームは以前の小児病棟の面影が残る空間でした。そこで、大人の落ち着いたリハビリテーション空間へ改修しました。
場所:4階病棟 多目的ルーム
制作者:adpチーム・フロンティアーズ

いばらきデザインセレクションとは

茨城県の地域や産業を元気にする優れたデザインの選定を通じて、茨城県の地域イメージを高め、産業振興につなげていく取り組みです。
「いばらきデザインセレクション」をご覧ください。(別サイトに移動します)

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