来院者を迎える環境を整える

◇エントランスの改修（2016年-2018年）

来院する人々を迎える「病院の顔」としてエントランスを設えました。調査や原寸大模型による検証を重ね、機能的にも意匠的にも人に優しい木製の待合家具や問診票記入台を一体的にデザインしました。また、格子のデザインを用いて、紡ぎの庭との連続性を目指しました。製作は、茨城県内の木工所「草苅木工」が担当し、材料は、茨城県産材の檜材を使用しています。
場所：1階エントランス
制作者：adpチーム・パプリカ

◇誘導案内システム・サイン計画の改善（2011年-2016年）

増築を重ねるにつれてサインのデザインがバラバラになり、迷う人たちが多かったメディカルストリートの誘導サイン。
3号棟の建設を契機に誘導案内システムとサイン計画を見直しました。各棟のテーマカラーを決めて、誘導サインやエレベーターの色を改変しました。
場所：1階メディカルストリート・3号棟
制作者：木村浩研究室（情報デザイン）

◇はじまりの庭（2012年）

排気口などがあるため窓があるのにカーテンが開けられなかった中庭。杉のコンテナガーデンを配置して明るい廊下になりました。
場所：1階メディカルストリート
制作者：鈴木雅和研究室（環境デザイン）

◇紡ぎの庭（2008年）

殺風景だった病院前遊歩道の花壇の改修。花に囲まれた病院へのアプローチと患者さんや地域の人たちの憩いの場所を実現しました。「紡ぎの庭」は「緑のデザイン賞：緑化大賞」を受賞した副賞で施工されました。
現在、植栽は職員と地域のボランティアさんで行っていますが、千株以上の花苗の購入や花壇の手入れに年間150万円以上が必要です。紡ぎの庭の管理と維持を目的に法人として「紡ぎの庭基金」を募集しています。
場所：病院前遊歩道（市道）
制作者：渡和由研究室（環境デザイン）