医療情報管理課
医療情報管理課は、医療の質向上と安全管理を支援するミッションを担っています。
具体的には、多くの医療情報の中の、主に入院および外来死亡の診療情報管理を行い、業務は、①診療情報管理、②診療録管理に二分類されます。
診療情報管理は、大きく5つの情報管理があり、日本病院会認定の診療情報管理士7名が担当、データや情報を加工、分析、編集し活用できる診療統計、諸資料、臨床指標等を作成して医療の安全管理、質の向上および病院の経営管理の支援を行っています。
主な業務内容
- 既往歴、現病歴、外来通院情報と入院から退院までの診療内容を要約した退院時サマリ情報の管理および疾病コーディング
- 救命救急センターにおいて扱う心肺停止症例(CPA)等の外来死亡の情報管理
- 地域がん診療連携拠点病院に義務付けられた「院内がん登録」と、全ての病院に義務付けられた「全国がん登録」の情報管理
- NCD登録(外科手術・治療情報データベース事業)
- AIS3以上の外傷情報の登録(日本救急医学会)
- 臨床指標の抽出と分析(日本病院会QIプロジェクト)
- 院内スタッフへの診療情報提供(抽出・作成・提供)
この他、診療録管理として、診療記録の文書管理と監査を当課全員で、紙媒体診療記録のスキャニング管理を事務職員3名が行っています。
当院における情報専門職としての診療情報管理士は、事務部21名(医事外来課8名、医事入院課5名、地域医療連携課1名、当課7名)、総務部6名、健診センター4名が配属され、今後の包括的な医療情報管理を見据えた構成となっています。