呼吸器外科
医師紹介
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役職等 | 専門分野 | 卒年 | 資格 | |
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酒井 光昭 | 茨城県地域がんセンター センター長 副院長 | 呼吸器外科 | 1995年 | 日本外科学会外科専門医・指導医 呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
小澤 雄一郎 | 診療科長 | 呼吸器外科 | 1999年 | 日本外科学会外科専門医・指導医 呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医 日本呼吸器学会呼吸器専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 胸腔鏡安全技術認定医 日本内視鏡外科学会(呼吸器外科)技術認定医 |
荒木 健太郎 | 2014年 | 日本外科学会外科専門医 呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医 |
呼吸器外科の取り組み
1999年の茨城県地域がんセンターの開設に伴い、専門診療科として呼吸器外科が新設され、20年余りが経過しました。2022年4月に診療科長が変わり新体制となりました。当科は胸部の疾患に対しての手術診療を中心に行う診療科です。対象疾患は大きく分けて悪性疾患と良性疾患があり、前者には肺癌・転移性肺腫瘍・縦隔腫瘍等、後者には気胸などの嚢胞性疾患・膿胸、肺膿瘍など内科的治療に抵抗性の胸部感染症等があります。
肺癌診療においてはがんセンターとして、高度かつ安全ながん治療を行うべく、多診療科・多職種による「Thoracic Cancer Board(胸部悪性疾患検討会)」を開催し、症例ごとに手術、抗がん剤、放射線の集学的治療の検討や肺癌病理所見の検討を行っています。手術は胸腔鏡手術(内視鏡手術)を積極的に行い、現在は全手術の90%以上が胸腔鏡手術となっています。また更なる患者さんへの負担軽減を目指し、創(きず)が小さく、創の数が少ない単孔式胸腔鏡手術の導入も開始しました。(単孔式胸腔鏡手術については当院広報誌「アプローチ」86号をご覧ください。画像をクリックするとPDFファイルで出力可能です。)
※画像をクリックするとPDFファイルで出力可能です。
患者さん各々の病状によっては単孔式での胸腔鏡手術は適応とならないこともありますが、「安全(合併症の少ない)」、「確実(確実な病気の治療)」、「優しい(体への負担軽減)」の手術を追求し日々診療を行っています。
これまで以上に患者さんを中心としたチーム医療で診療をできるように心がけてまいります。
図1 当科での自然気胸の術中創部写真
図2 単孔式胸腔鏡手術後の創部写真
患者さんへ一言
肺癌は、癌により症状が出てしまった場合にはかなり進行した病状です。
現在は画像診断技術が進歩し、肺癌がより早期に見つかるようになりました。定期的な職場あるいは住民検診を受診し、検診で異常が指摘されましたら、すみやかに精密検査を受けましょう。
自然気胸で手術を検討している患者さんへ
10代、20代で好発する自然気胸の手術において、単孔式胸腔鏡手術を行っています。手術での治療を検討されている方はいつでもご相談ください。
診療統計(2023年)
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2023年 | 2022年 | |
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入院患者数 | 217 | 166 |
気管支鏡検査・インターベンション数 | 16 | 18 |
手術統計
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2023年 | 2022年 | |
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良性肺腫瘍 | 5(5) | 2(2) |
原発性肺悪性腫瘍 | 74(71) | 76(75) |
A. 肺癌 | 74(71) | 72(71) |
B. 肉腫 | 0 | 0 |
C. AAH | 0 | 0 |
D. リンパ腫 | 0 | 0 |
E. その他 | 0 | 4 |
転移性肺腫瘍 | 5(4) | 6(6) |
気管腫瘍 | 0 | 0 |
胸膜腫瘍 | 2(2) | 0 |
胸壁腫瘍 | 1(0) | 2(2) |
縦隔腫瘍 | 7(6) | 5(5) |
重症筋無力症 | 0 | 0 |
非腫瘍性良性肺疾患 | 70(69) | 67(65) |
A. 炎症性肺疾患 | 7(7) | 5(5) |
B. 膿胸 | 8(8) | 10(8) |
C. 降下性壊死性縦隔炎 | 0 | 0 |
D. 嚢胞性肺疾患 | 1(0) | 0 |
E. 気胸 | 52(52) | 52(52) |
F. 胸郭異常 | 0 | 0 |
G. 横隔膜ヘルニア | 0 | 0 |
H. 胸部外傷 | 0 | 2(2) |
I. その他の良性肺疾患 | ||
肺移植 | 0 | 0 |
その他の手術 | 17(0) | 12(0) |
合計 | 184(161) | 169(153) |
※( )は胸腔鏡手術件数