整形外科
医師紹介
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役職等 | 専門分野 | 卒年 | 資格 | |
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会田 育男 | 副院長 | 脊椎外科 | 1986年 | 日本整形外科学会整形外科専門医 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医 日本整形外科学会脊椎脊髄病医 脊椎脊髄外科専門医 (日本脊椎脊髄病学会・日本脊髄外科学会) |
岩指 仁 | 診療科長 | 手外科 外傷再建 | 1997年 | 日本整形外科学会整形外科専門医 日本スポーツ協会スポーツドクター 日本整形外科学会運動器リハビリテーション医 |
中山 敬太 | 医長 | 脊椎外科 側弯症(思春期・成人) 脊椎外傷 脊椎変性疾患(頸椎・胸椎・腰椎) 椎間板ヘルニア | 2006年 | 医学博士(筑波大学) 日本整形外科学会整形外科専門医 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医 日本整形外科学会脊椎脊髄病医 |
淺川 俊輔 | 医長 | 手外科 肘関節外科 マイクロサージャリー | 2010年 | 日本整形外科学会整形外科専門医 |
清水 知明 | 2015年 | 日本整形外科学会整形外科専門医 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医 日本整形外科学会脊椎脊髄病医 脊椎脊髄外科専門医 (日本脊椎脊髄病学会・日本脊髄外科学会) |
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江田 雄亮 | 2017年 | 日本整形外科学会整形外科専門医 日本スポーツ協会スポーツドクター |
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會澤 絋樹 | 2021年 | |||
浅井 玲央 | 2021年 | |||
大西 啓 | 2022年 | |||
西野 衆文 | 非常勤 | 股関節外科 スポーツ医学 MIS(最少侵襲) 人工股関節全置換術 人工股関節再置換術 | 1998年 | 【筑波大学附属病院 講師】 医学博士(筑波大学) 日本整形外科学会整形外科専門医 日本体育協会公認スポーツドクター 日本整形外科学会認定スポーツ医 |
松本 佑啓 | 非常勤 | 救急医学 上肢・末梢神経 | 2004年 | 【筑波大学附属病院 講師】 日本整形外科学会整形外科専門医 日本救急医学会専門医 |
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整形外科の取り組み
当院は救命救急センターを併設しており、他施設では受け入れが困難な多発外傷、脊髄損傷、四肢切断などの重症度の高い疾患に対して、救急診療科・総合診療科・麻酔科・心臓血管外科・脳外科など多くの診療科や看護・リハビリ・栄養・薬剤など多職種で取り組んでいます。
また、脊椎、上肢、下肢の専門医が複数名在籍しているので、脊椎、関節疾患等、手術が必要であると、かかりつけの先生方からご紹介いただきました患者さんに対しても、積極的に治療を行っています。
しかし、救急で搬送された患者さんの対応や、高難度手術を実施する必要がある地域基幹病院の特徴として、長期の社会的入院加療や手術以外の通院加療を希望通りに行うことは困難であり、地域の先生方と連携をとり、近隣の施設でリハビリテーションの継続や内服の継続を対応させていただく場合があることをご理解いただければ幸いです。
また、当院は茨城県地域がんセンターを併設していますが、整形外科領域の原発性悪性腫瘍は扱っておらず、専門機関に紹介させていただいています。
重度四肢外傷に関する取り組み
近年、重度四肢外傷に対しては、ortho-plastic approachという治療法が推奨されています。
これは、整形外科的な治療(骨・関節・血管・神経・腱・靱帯など)と、形成外科的な治療である軟部組織(皮膚や皮下組織)再建の両方を同時に行う治療法です。
これにより、切断を回避するだけでなく、四肢機能を最大限残すことが可能となります。
受傷後早期に両方の治療を完結させる必要があり、当院では整形外科で両方の治療を行っています。
脊椎疾患への取り組み
当院は2名の指導医の他、筑波大学整形外科所属の脊椎専門医師がチームとして、脊椎疾患の患者さんの治療にあたっています。2名の指導医はそれぞれ1,000件を超える脊椎疾患の手術の執刀経験があり、ほぼすべての脊椎疾患の手術を当院で実施可能となっています。
また、ハイブリッド手術室やモニタリング、脊椎全体が透視可能なベッド、顕微鏡と脊椎手術で求められる最新の医療機器を備えています。
そして、高難度手術を行う際に最も重要である他の診療科(救急救命科、総合診療科、脳外科、心臓血管外科、消化器外科、泌尿器科、麻酔科、小児科、放射線科など)の協力や、ICUや病棟で働く多職種のスタッフと対応させていただきます。
ただ脊椎疾患は手術がすべてではなく、身体診察やMRIなどの画像診断をして、手術することのデメリットや残存する可能性がある症状などをご理解いただいた上で手術となりますので、手術自体をお勧めせずにかかりつけの先生にお戻しさせていただく場合もあることをご了承ください。
低侵襲手術への取り組み
従来は固定術をおこなう際には背中側より筋肉を剝がしたり、骨を削る必要があり、相当の筋肉のダメージと出血を伴っていました。近年は腰椎側方椎体間固定(LLIF)の技術が発展し、側腹部を約5cm切開するだけでできるようになりました。この技術を用いることで、出血量の減少や術後の痛みの軽減と早期の社会復帰が期待できます。XLIFとOLIFと2種類の術式がありますが、腰椎前外側椎体間固定術(OLIF: Oblique Lateral Interbody Fusion)という術式で、当院は茨城県で初めて脊椎脊髄病学会よりfaculty(教育)施設に認定されました。
腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離すべり症、腰椎変性側弯、椎間孔狭窄などで困られている方はこの術式の適応になる可能性がありますので、まずはご相談ください。
高齢者の大腿骨近位部骨折の急性期治療および2次骨折予防についての取り組み
高齢者の大腿骨近位部骨折に対しては、できるだけ受傷後48時間以内の手術を目指しています。多職種・多分野連携による最善の急性期治療に加え、次の骨折を予防する迅速かつ確実な二次骨折予防を行っています。
臨床研究(整形外科で手術を受けられる皆さんへ)
当院では以下の臨床研究に参加、あるいは今後参加することを予定しています。
日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究
日本整形外科学会による症例登録(JOANR)
日本骨折治療学会による四肢長管骨開放骨折に関する症例登録(DOTJ)
日本脆弱性骨折ネットワーク(FFN)による大腿骨近位部骨折に関する症例登録
診療統計(2023年)
手術統計
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病名 | 2023年 | 2022年 | |
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脱臼、骨折 | 上肢 | 190 | 193 |
下肢 | 113 | 88 | |
骨盤・寛骨臼 | 19 | 9 | |
一時的創外固定 | 49 | 45 | |
偽関節手術 | 上肢・下肢 | 12 | 10 |
大腿骨近位部骨折 | 人工骨頭・人工関節 | 23 | 21 |
骨結合 | 36 | 45 | |
抜釘 | 上肢・下肢 | 116 | 92 |
人工関節 | 股関節 | 34 | 29 |
膝関節 その他 | 2 | 2 | |
関節 | 骨切り術 | 0 | 6 |
関節受動術 | 11 | 4 | |
脊椎 | 椎弓形成術・椎弓切除 | 80 | 61 |
椎間板後方摘出 | 39 | 18 | |
頸椎後方固定 | 12 | 10 | |
胸腰椎後方固定 | 44 | 22 | |
頸椎前方固定術 | 8 | 12 | |
胸腰椎前方固定 | 8 | 4 | |
後方進入椎体間固定 | 7 | 12 | |
前後合併固定術 | 11 | 13 | |
側弯矯正 | 10 | 9 | |
脊髄腫瘍摘出術 | 3 | 0 | |
その他 | 18 | 27 | |
神経 | 手根管開放 | 19 | 26 |
神経縫合術 | 9 | 8 | |
神経剥離術 | 3 | 6 | |
神経移行術 | 0 | 0 | |
血管 | 切断肢指再接着 | 10 | 19 |
動脈形成・吻合術 | 2 | 15 | |
腱 | 腱縫合術 | 15 | 16 |
腱剥離・腱移行 | 20 | 9 | |
腱鞘切開 | 10 | 16 | |
腫瘍 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 | 5 | 8 |
外傷再建 | 遊離皮弁 | 19 | 12 |
動脈皮弁 | 16 | 22 | |
局所皮弁 | 28 | 15 | |
植皮その他 | 19 | 20 | |
感染 | 化膿性関節炎 | 10 | 3 |
骨髄炎 | 7 | 1 | |
足壊疽 | 13 | ||
その他 | 0 | 9 | |
靱帯、腱 (手の外科を除く) |
アキレス腱縫合 | 5 | 4 |
靱帯断裂縫合 | 3 | 1 | |
切断 | 四肢 | 4 | 4 |
断端形成 | 2 | 4 | |
その他 | 118 | 121 | |
計 | 1,189 | 1,084 |