CT検査
1.CT検査とは
エックス線を身体に照射し、360°方向収集した情報をコンピュータ解析・処理し、体内の構造を断面像として得る検査です。
2.患者さんへのお願い
- なるべく金属の少ない、簡単に着脱できる服装で来院して下さい。
- 検査は状態の悪い方が優先になるため、予約時間より遅くなることがあります。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承下さい。
3.検査の流れ
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検査前の準備
造影検査の方は問診票の記入をお願いします。
金属製の物は画像へ影響するため、外してください。
検査台の上に寝てもらいます。 -
検査中
検査に関する簡単なご説明をします。
『息を吸って止めて下さい。』と言うアナウンスが流れます。
※検査部位によって多少異なります。撮影を行います。
- 非造影検査
- 5~10分程度かかります。
(息止め時間は約10~20秒程度です。) - 造影検査
- 10~30分程度かかります。
(息止め時間は約10~20秒程度です。)
※場合によっては数回、息止めをして頂く場合がございます。
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検査後
身支度後、次のご案内をします。
4.機械の紹介
Aquilion ONE 320列CT
Revolution CT Apex 256列CT
5.検査内容
CT検査は比較的短時間で体内の構造を詳細に把握できるため、救急の現場で多く利用されています。また、様々な病変の診断に多く寄与します。
当院の撮影内容について一部紹介します。
頭部CT
脳梗塞や脳出血が疑われた時に、よく行われる検査です。
胸部CT
肺炎や肺がんなどの疾患が疑われる時に、行われる検査です。
その他、胸部疾患が疑われた際に、病変の評価や検索する上で非常に有用な検査です。
腹部CT
腹部疾患を疑った際、簡便に病変の検索、評価ができる検査です。
大動脈CT
大動脈瘤や大動脈解離といった疾患に対して行われる検査です。
広範囲の血管情報を得ることが可能です。
心臓CT
心臓に栄養を与えている血管(冠状動脈)の、血行状態を把握するために行われる検査です。
頭部 3D-CTA
脳動脈瘤や脳血管奇形といった、脳の血管を短時間に描出できる検査です。
整形CT
レントゲンでは把握しにくい骨折の状態や、手術で必要となる骨の詳細な情報を得るために行われる検査です。
6.造影検査について
造影検査は非イオン性造影剤というお薬を静脈血管内に注入し、体内の血管情報や病巣と各組織の濃淡(コントラスト)をつけ、画像診断しやすいように行う検査です。
造影検査の注意事項
- 造影検査の4時間前は食事を控えてください。
(例:午前検査⇒朝食を抜く、午後検査⇒昼食を抜く) - 十分な水分をお取り下さい。但し乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)は控えてください。
- 現在授乳中の方は、造影検査後48時間の授乳をお控えください。
- 常用薬を飲んでいる患者さんは、主治医の指示に従ってください。
- 心臓CT検査を受けられる方は、検査当日のカフェイン類(コーヒーや緑茶など)の摂取は控えてください。
ご不明な点はスタッフにお聞きください。