乳腺撮影
1.乳腺撮影とは
X線を用いて、乳腺・脂肪組織・大胸筋といった組織を描出する撮影です。
触診では分からない小さなしこり・腫瘤・微細な石灰化を描出することができ、病変の診断に役立ちます。
当院の撮影は全て女性技師が行います。
2.機械の紹介
デジタル式乳房用X線診断装置 AMULET Innovality
3.検査内容
装置に乳房を置き圧迫板にて乳房を圧迫して撮影を行います。
撮影回数は医師の依頼内容によって決まります。
必要に応じて、拡大撮影・スポット撮影を追加します。
内外側斜方向:MLO
頭尾方向:CC
4.患者さんへのお願い
乳房を圧迫することで痛みを伴うことがあります。
より良い画像を得るために必要なことですのでご協力お願いします。
(乳房の圧迫が必要な理由)
- 乳房の厚みを均一にし、乳腺の重なりをなくすことで、鮮明な画像が得られます。
- 乳房の厚みが薄くなることで被ばく線量が低減できます。
- 乳房を固定することにより動きによるブレをなくします。
以下の場合は検査を受けられない可能性がありますので、必ず事前にお知らせ下さい。
- ペースメーカーやICDを使用している方
- 豊胸手術や乳房再建術をされている方
- 脳室腹腔内シャントがある方
- 抗凝固薬を使用している方
- 妊娠中もしくはその可能性がある方