介護のこと
患者さんや家族の暮らしを支えるために必要な介護サービスが、1割程度の自己負担で提供される保険です。この保険でホームヘルパー、デイサービス、デイケア、ショートステイ、訪問看護などのサービスが受けられます。福祉用具のレンタルや購入、手すりの取り付けなどの住宅改修などにも利用できます。
介護保険を利用できるのは、①~③全てが当てはまる方です
- ①65歳以上の方、40歳~64歳の方で特定の病気の方
- ②要介護認定の介護度【要支援1・2、要介護1~5】の方
- ③退院した方 ※入院中の外泊や外出では利用できません
介護保険の申請から認定まで
ステップ① 申請
市役所の窓口に申請します➡介護保険課、高齢福祉課など
申請に必要なもの
- 要介護(要支援)認定申請書(窓口にあります)
- 介護保険被保険者証
※65歳で自宅に郵送されますが、ない場合は市役所で再発行できます。 - 健康保険被保険者証(第2号被保険者のみ)
- 来庁者の身元確認ができるもの(本人以外の申請のとき)
ステップ② 認定調査
申請後、市町村の職員または市町村から委託されたケアマネジャーなどが、自宅や病院などを訪問し、本人の心身の状態などを調査します。
本人の主治医に、心身の状態についての意見書「主治医意見書」を作成してもらいます。市町村によっては、本人やご家族から主治医に作成をお願いしてもらう場合があります。
ステップ③ 審査・判定
認定調査後、介護保険認定審査会において要介護度の判定が行われます。
申請に必要なもの
- 非該当
- 要支援1~2
- 要介護1~5
いずれかに認定されます
申請から30日程度で、市町村から認定の結果通知と被保険者証が送られてきます。
介護保険の認定から利用まで
ステップ① ケアマネジャーを決める
「要介護(要支援)認定」を受けたら、ケアマネジャーを決めましょう。
ケアマネジャーとは
利用者に適したケアプランを作成し、利用者とサービス提供事業者の調整をおこなう介護保険の専門家です
ステップ② ケアマネジャーの決め方
まずは介護度によって、下記の相談窓口に相談しましょう。
※横スクロールができます
認定結果(介護度) | 利用可能なサービス | 相談窓口 |
---|---|---|
非該当 | 要支援1~2 | 要介護1~5 |
一般介護予防事業 | 介護予防サービス | 介護サービス |
地域包括支援センター | 地域包括支援センター | 居宅介護支援事業所 |
※数字が大きくなるほど介助量が多くなります
※要支援1~2は自治体によっては、居宅介護支援事業所が対応する場合もあります。
地域包括支援センター
高齢者の方に関する総合相談窓口で、地域ごとに設置されています。
居宅介護支援事業所
ケアマネジャーが常駐する介護サービス利用の拠点です。
申請時の書類や市町村のホームページにある一覧などから選び、連絡してみましょう。
認定前や退院後すぐに介護保険を利用したい場合は
介護サービスの導入には時間がかかり、認定前にサービスを利用すると自費対応になることもありますので、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所と早めに相談をして利用調整をすすめましょう。
お問い合わせ
〒305-8558 茨城県つくば市天久保 1丁目3番地の1
筑波メディカルセンター病院 / 入退院サポートステーション(通称:SSさくら)
TEL.029-851-3511(代表)