医科歯科連携(歯科受診のすすめ)
歯科受診のすすめ
皆さんは1日に何回歯を磨きますか?むし歯やしみる歯、歯ぐきからの出血はありませんか?定期的に歯医者さんで歯石をとってもらっていますか?
がんと診断され、手術や抗がん剤治療、放射線療法が始まると、治療中にいろいろな副作用や合併症が起きることがあります。唾液が出にくくなる、口が乾く、歯周病が悪化する、普段はおとなしくしている歯周病のばい菌が増殖して熱がでる、口内炎ができて痛くて食事がとれない等、お口の中のトラブルだけでもいろいろあります。こういったことが起こると抗がん剤治療を続けることが難しくなったり、入院期間が長くなったり、栄養状態が悪化して生活の質が落ちたり、治療中断になるケースも少なくありません。
がんの本格的な治療を開始する前にお口のなかをチェックしてもらい、必要な処置をすることで、このようなトラブルを防いだり、軽減できることが分かっています。
そこで、当院では、がんの治療を始める患者さんに、事前の歯科医院への受診をお勧めしています。2021年に歯科口腔外科を開設しましたが、がんや手術で入院する患者さんの治療を支援することが主要な役割になっており、一般的な外来診療は行っておりません。
そのため、入院の前後については地域の歯科医の先生方と連携して治療をすすめています。
地域の歯科の先生を対象に、がん治療に関する講習会を定期的に行っていますので、がんの治療中も安心して受診できる歯科医の先生をご紹介することができます。詳しくは主治医または患者家族相談支援センター・がん相談支援センターにご相談ください。
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